今回は、食べ物の雑学の中でも、ちょっと変わった食べ物「メダカ」について調べてみました。

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メダカは食べられる?

メダカというと、甕や池の中で観賞用に飼われている姿を想像する人がほとんどだと思うが、新潟県のごく一部の地域で古くから食用として重宝されていた。

あの体の小さい小さいメダカをどうやって食用に加工するのか。
答えは佃煮である。

ヒメダカの佃煮

佃煮にしたメダカは山中に住む人々のタンパク源として重宝された。
このメダカの佃煮、食べるとほろ苦くしょっぱいのだそうだ。日本酒によく合う、いわば珍味である。

じつは佃煮になっているメダカの苦さはまだマシなほう。
とる時期を誤ると、食べられないくらい苦いのだそうだ。

メダカは水田に住み、イネにとっての害虫であるボウフラなどを食べてくれる益虫。
このメダカの餌にもなるイネの害虫に”ウンカ”という虫がおり、ウンカをたらふく食べたメダカを食べてしまうととても苦い。

ウンカの発生し終わった秋口から冬にかけて捕獲すれば、苦みの元であるウンカは腹に入っていない。
ということで寒くなり始めたころに捕獲・加工し、冬の保存食として食するのが一般的になったようだ。

むろん、現在は養殖のメダカを使っているので食せないほどの苦みはない。
が、メダカは腸が長くやはりわたの苦さが口に残るようだ。

通信販売もあるので興味のある方はお酒のアテにいかが?
うるめっこ組合HP

ついでの雑学①

このメダカの佃煮を作る地域ではメダカのことを「うるめ」と呼ぶ。
メダカは方言で呼ばれることが多く、一説には5千以上の呼び名があるらしい。
この呼び名の多さ、魚類では世界一とも言われている。

代表的なもので
「オキンタ」
「カネタタキ」
「ソトメ」
「タカバミ」
「ノザノ」などと呼ばれる。あなたの住む地域はどう呼びますか?

ついでの雑学②

イネに付く害虫、ウンカ。台湾では合理的に利用されている。

「東方美人」「 香檳(シャンピン)烏龍 」という高級茶がある。

このお茶に使われる葉は、農薬を使わずわざとウンカを発生させるのだ。
ウンカに樹液を吸われると新芽が変色する。
その新芽で入れたお茶は蜜のように甘くかぐわしい香りに変化する、というしくみ。

害虫であるウンカの口の成分がお茶の香りを変えるだなんて、自然は時に皮肉な奇跡をおこすものだ。

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